どんな職業か
目的や仕様に対応したボーリング機械及び資機材を使用して、地下を掘削する。 深度5,000mを超える石油井掘削から、足場パイプの櫓(ろ)を組み立て、地下10~20mの地質調査を一人の機長(オペレーター)と一人の助手で行うものまでさまざまである。また、地熱調査ではしばしば300℃を超える地層を掘削する場合もある。 仕事は、仕様に合った機械類及び資機材の準備から始まり、現場の整地、機械類の搬入、櫓の組み立てを順次行う。掘削作業では、目的の深度まで掘進し、発注者の検収を受ける。合格後、櫓の解体、機械の搬出、跡地修復で1サイクルとなる。目的によっては掘削の途中及び掘削終了後に検層や孔内試験を実施する場合もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 ボーリング機械、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 道具、機器、設備の選択 | 4.3 | 13 / 498 | 上位3% |
| 説明力 | 4.2 | 191 / 498 | 上位38% |
| 修理 | 4.2 | 9 / 498 | 上位2% |
| 指導 | 4.1 | 125 / 498 | 上位25% |
| 故障等の原因特定 | 4.1 | 14 / 498 | 上位3% |
| 操作と制御 | 4.0 | 10 / 498 | 上位2% |
| 傾聴力 | 3.9 | 312 / 498 | 上位63% |
| 他者との調整 | 3.9 | 167 / 498 | 上位34% |
| 交渉 | 3.9 | 108 / 498 | 上位22% |
| 保守点検 | 3.9 | 11 / 498 | 上位2% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 機械 | 2.3 | 42 / 508 | 上位8% |
| 建築・建設 | 2.1 | 37 / 508 | 上位7% |
| 地理学 | 2 | 13 / 508 | 上位3% |
| 顧客サービス・対人サービス | 2.0 | 239 / 508 | 上位47% |
| 事務処理 | 1.9 | 231 / 508 | 上位45% |
| 数学 | 1.8 | 85 / 508 | 上位17% |
| 工学 | 1.7 | 70 / 508 | 上位14% |
| ビジネスと経営 | 1.7 | 128 / 508 | 上位25% |
| 物理学 | 1.6 | 62 / 508 | 上位12% |
| 公衆安全・危機管理 | 1.6 | 106 / 508 | 上位21% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、普通自動車運転免許は取得しておいた方が良い。入社後に仕事の内容によって取得すべき免許、資格等が決まってくる。専門学校、大学などの専攻科目としては土木、機械、採鉱、地質などが関連分野である。 仕事は小規模な土質調査から石油・ガス掘削のような大規模な工事まであり、会社も石油や井戸の掘削会社、ボーリング部門を持つ調査コンサルタント会社、土質調査会社等に大きく分類できる。 入社後のキャリアアップは助手→機長→現場責任者→主任技術者のステップを踏むが、ステップアップに要する年数は仕事の内容によって異なってくる。一般に機長になるには数年を要する。一般の調査工事では、機長は地質調査技士の資格が必要な場合が多い。主任技術者では「技術士(応用理学部門)」の資格が問われる場合がある。関連資格として厚生労働省の定める「さく井技能士」がある。 独立開業しやすいのは、機械や工事規模の小さい土質調査関係であり、調査コンサルティング会社の下請をする場合が多い。 厳しい作業環境、勤務形態(交替制)、長期出張等があることから体力と精神力、それに共同作業への適応性等が求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.6 |
| 大卒 | 0.4 |
| わからない | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.1 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| 高専卒 | 0.0 |
関連する資格
- 地質調査技士
- 技術士(応用理学部門)
- 1級さく井技能士
- 2級さく井技能士
給料
賃金構造基本統計調査では「発電員,変電員」として集計されています(2023年・全国)。この区分には1の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 387.6千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,152.5千円 |
| 平均年齢 | 44.1歳 |
| 平均勤続年数 | 14.9年 |
| 労働者数 | 2,980人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤321千円
- ≤376.5千円
- ≤404.4千円
- ≤436.6千円
- ≤602.7千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「輸送・機械運転従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人42.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比3%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比2.2%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
輸送・機械運転従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 輸送・機械運転55%
- 販売9.6%
- 専門的・技術的職業7.1%
- サービス職業6.5%
- 生産工程6.4%
- 運搬・清掃・包装等5.7%
- その他9.6%
この分類に入った人のうち、45%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
ボーリング工事は広い分野で実施されており、仕事場は全国に分布する。土木・建築、地下資源関連のボーリング工事は、官公庁だけではなく民間企業からの発注の場合もある。 勤務時間は、午前8時から午後5時が一般的であるが、温泉、地熱、石油・ガス等の深掘ボーリング(深度500m以上)では、作業の区切りまで24時間連続作業というケースが多い。この場合、多くが12時間2交代制か8時間3交代制で対応することになる。また、500mより浅いボーリングでも地層が不安定な場合は連続作業になる。1クルーは2名から石油掘削の6~7名まで規模によって異なる。作業には繁忙期と閑散期があり、繁忙期は一般に6月~12月である。この時期は、工期の関係もあり、時間外勤務が多くなる。 給与面の待遇としては、石油掘削を例にとると基本給が高く、時間外や深夜勤務手当等を考慮すると相対的には高めといえる。 長期出張が多く、勤務場所が変わり野外での作業となる。交替作業、夜間や休日の出勤も多く、重量物の取扱いがある。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- エレベーター据付近さ 0.816
- 鉄道線路管理近さ 0.796
- 電気工事士近さ 0.787
- 潜水士近さ 0.773
- 林業技術者近さ 0.768
- 建築施工管理技術者近さ 0.750
- 送電線工事近さ 0.736
- 土木施工管理技術者近さ 0.728
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)